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2025/6/12 光臨
この時期の館内の朝の様子です。 開館時、このような情景になるよう設計していたのか???あるいは偶然なのか?朝の清掃時、たまたま目にしたのでした。あまりにもドラマティックな光景に釘付けになり、カメラに収めました。毎朝この時間に掃除はしているので、おそらく窓とそれを通した光が一直線に並ぶという事実に、気が付かなかっただけなのかもしれません。開館34年、青木村のあお(緑)が美しいこの時期に、朝日に向かって設けられた館を象徴する窓が生み出す、祈りの対象にもなりそうなこの光景を目にすることができ(気づくことができ)美術館の設計者に、美術館にそして何より光源の太陽に感謝したいと思います。太陽が昇るにつれて光の矢はだんだんと向かって左へと角度を変えていきます。

郷土美術館長
2025年6月12日読了時間: 1分


2025/5/27 浦野宿・夕陽
先日の夕方、地籍は上田市になるのですが、東山道の浦野宿周辺を散策してきました。 夕陽が沈まんとする状況で、子檀嶺岳の山容が作るシルエットはなんともいえぬ荘厳な状況を生み出し、私を飛鳥の時代へと誘ったのでした。

郷土美術館長
2025年5月28日読了時間: 1分


2025/4/4 コレクション展はじまる
古山さん、八田さんの二人展には村内の方にたくさん来館いただき好評のうちに終了することができました。次なる企画は、村内の歯科医師であった宮原さんのご遺族に寄贈いただいた新収蔵品展を開催します。青木村の出身の作家、村内に来られて制作を続けられた作家の作品を中心にご寄贈いただきま...

郷土美術館長
2025年4月4日読了時間: 1分
2025/3/25 「二人展」始まる
本日、3月25日より4月2日まで古山葉子さん八田光子さんによる二人展が開催中です。 入場無料にてご覧いただけます。期間は短いですが多くの方に足を運んでいただければと思います。

郷土美術館長
2025年3月25日読了時間: 1分


2025/3/19 彼岸の墓隠し
美術館の周囲には湿った多くの雪が降り梅の木には雪の花が咲き、事務室から見える竹林は重い雪に必死に耐えています。 タイトルの「彼岸の墓隠し」とは春先、お彼岸の頃に降る本日のような雪を表す雪の名称です。松本に住んでいた頃に知りました。という事で、各地でいろいろな雪の名称があるの...

郷土美術館長
2025年3月19日読了時間: 1分
2025/3/18 言葉「降りてきた時間」
「降りてきた時間」というのは、Eテレのスイッチインタビューか何かで、ある作家の方が語った言葉だったような気がするのですが、おそらく天啓の意味に近い言葉かと思うのですが、印象に残っている言葉です。何か新しいモノ、コトを生み出す際に、どうにもならず悶々としている深夜、スーッとアイディアなり構想が浮かんでくる瞬間があるのだと、その時間をこの「降りてきた時間」という言葉で表現していました。 出産の苦しみに例えた、新しくことを始めたり、新しく何かを作り出す際の苦労や困難を「産みの苦しみ」言いますが、こうした苦しみの状況にある際に、あるいは乗り越えたときにこれぞという言葉が紡ぎ出されてくるように思います。奥田元宗(日本画家)は「心眼で描け」と言い、描くことに対して東山魁夷(日本画家)は「見えない力に動かされて」と言いました。確か不染鉄だったかと思いますが「ある思いがいっぱいになってあふれ出すといい絵が描ける」と語っていました。 心に残る言葉からは、作家が苦しみながらも真摯に作品に向かう姿が思い浮かび、その結果出来上がってきた作品にはその苦しみは微塵も感じられ

郷土美術館長
2025年3月18日読了時間: 1分
2025/3/11 民話
震災14年のこの日に… むずかしいことをやさしく やさしいことをふかく ふかいことをおもしろく おもしろいことをまじめに まじめなことをゆかいに そしてゆかいなことはあくまでゆかいに ご存じ 井上ひさしの名言です。 民話再訪者 小野和子さんの『震災後に見た民話の「原点」』と題した記事が先日の新聞に掲載されていました。 以下記事の抜粋 “「(略)血の吹き上がるような暮らしの中から物語が生まれるのだと実感させられまし た」” “東日本大震災の後、「民話の種が生まれる」と思った。” “聞き手を驚かせまいと、家や家族が流されたことをユーモアを交えて語る人も。「つらい 状況から抜け出すため、記憶を客観視し、物語化していく気配が感じられた」” “「民話ってこうやって生まれてきたのかなと思う。大きな出来事があった時、人々が漏らしてきた言葉が種になり、それが育って民話になるのかなって」” この記事を読み終わって、なるほどなと思いつつ、井上ひさしの言葉が浮かんできました。

郷土美術館長
2025年3月11日読了時間: 1分


2025/3/5 「青い壺」を読んだ私を「遊鬼 わが師 わが友」が呼んだ
昨夜は、上田地方にも大雪警報が出され今日はどうなるのだろうと思っていたところ、気温はそれほど下がらず、雪は予想に比べて積もらずホットした1日のスタートでした。石庭はご覧の通りです。 先日、古書店でまだ読んでいない白洲正子の本を見つけました。タイトルは「遊鬼 わが師・わが友」...

郷土美術館長
2025年3月5日読了時間: 1分
2025/2/28 世界のムナカタ
先日、未公開の棟方志功の昭和40年頃に録音されたテープ5本が新たに見つかったと朝のニュースで紹介されていました。棟方は、昭和31年、53歳のときに国際美術展「ヴェネチア・ビエンナーレ」において日本人初の国際版画大賞を受賞するなど、その独特の作風が国内外で高い評価を受け、世界のムナカタと称されました。昭和45年には文化勲章が授与されています。 棟方志功記念館が昨年3月に閉館、その後、作品は県立美術館に移すこととなり、その引っ越しに際して今回の発見があったようです。昭和の時代、版画家として一世を風靡した棟方志功、一昨年に東京国立近代美術館で回顧展が、昭和100年の今年は没後50年、記念館が閉館となり、その名を知らない世代がだんだんと増える中、再びその名をクローズアップする機会が生まれました。 以前、碌山館の記事の依頼があり所属する美術団体の会報に寄せたことがあります。美術館への取材、様々な資料を読んでいく中で、地元出身の工芸家山本安曇がいなければ「女」の像はブロンズにならず、遺族が石膏の原型を生家で保管し公開していなければ、地元の学校の先生方の目

郷土美術館長
2025年2月28日読了時間: 2分


2025/2/23 きいろ
春は黄色い花から咲き始め…。と聞いたことがあります。当館近くにある一石路の句碑の前にも春を告げる福寿草が見ごろを迎えています。

郷土美術館長
2025年2月23日読了時間: 1分


2025/2/19 コレクション展始まる
「青木村へのまなざし~作家それぞれの観方・感じ方~」展が始まりました。郷土美術館で今までありそうでなかった展覧会。同一主題ごとに作家作品を並べて鑑賞してみたら楽しいかもしれない、と思い企画した展覧会。作品単品では観ていたものの、ずらっと一列に並べてみるとなかなか面白い。全国...

郷土美術館長
2025年2月19日読了時間: 1分


2025/2/16 梅の花ほころぶ
先日、所用があり上京したおり、時間があったので庭園美術館を訪れ、2/16まで開催の「そこに光が降りてくる 青木野枝/三島りつ惠」展を観てきました。青木野枝は鉄板を扱う彫刻家で三島りつ惠はガラス作家です。知人より、いい展覧会だったとの話を聞き出かけたわけです。彫刻に関わるもの...

郷土美術館長
2025年2月16日読了時間: 1分
2025/2/13 相反する
以前、“相反するものを、同時に心がける”と朝日新聞の「ひらり一言」に加藤登紀子さんが寄せていました。 “相反するものを同時に表現すると人々は魅力的に映るらしい”との思いがあります。 一昨年亡くなった坂本龍一(現在、東京の現代美術館にて展覧会が開催中)と、この方も亡くなってしまった忌野清志郎がヒットさせた「いけないルージュマジック」。この歌のタイトルは化粧品会社の要望では、素敵なルージュマジックだったそうですが、このお二人がこのタイトルでは満足せず「いけない」の言葉を譲らずタイトルとなった経緯があるとのことでした。ご存じの通りこの曲は大ヒット。製紙会社のティッシュ(以前であれば鼻紙でしょうか?)のキャッチコピーを「鼻セレブ」としたことで人気商品になりました。 相反するもの、あるいは異質なものを結び付けることで魅力が生まれるという事は、彫刻作品にも見られます。異形と呼ばれる仏像たちはその最たるものかと思います。多くの人々を1000年以上にわたって魅了し続けている阿修羅しかり、十一面観音しかり、千手観音しかり。こうした異形が生まれてくる背景には已

郷土美術館長
2025年2月13日読了時間: 2分
2025/2/7 氷ができる
二日ほど前の朝のニュースで、お天気キャスターが「氷ができていました」とコメントをしていました。私の中での氷は「できるものではなく、張るもの」であったのでこのコメントに違和感を感じたのでした。 「氷ができる」とは誤った言い方ではなないのですが、以来2日間この違いはどこから生...

郷土美術館長
2025年2月7日読了時間: 1分


2025/2/5 雪景色
本日は、今シーズンに入っての本格的な雪かきの朝でした。お隣の大法寺さんの三重塔もご覧の様な雪景色。2月に入り、立春を過ぎての雪は湿り気が多く重たい雪でした。地面に接している雪は解けていて、日が長くなって地熱をもってきているんだなと思いました。まだまだ季節は冬なのですが、春を...

郷土美術館長
2025年2月5日読了時間: 1分


2025/2/2 光の2月
いつだったか、どこでだったか忘れてしまったのですが、“ひかりの2月”という言葉を耳にしたことがあります。以来2月になるとこの言葉を思い出し2月の光にまぶしさを春を感じようと思っています。 今日は節分です。各地で豆まきなどのイベントが計画されているようですが、あいにくの雪模様...

郷土美術館長
2025年2月2日読了時間: 1分


2025/1/28 繭の女神戻る
当館収蔵の「石工」「父子」の作者中村直人(なかむらなおんど)の「蚕神の像」が上田市の玄関口上田駅に設置されています。(場所は、改札口を出てお城口に出ていく自動ドアのわきに設置)ところが、しばらく前に、駅舎内の壁の色を上田城をイメージした黒い壁にする工事がありその工事が終了す...

郷土美術館長
2025年1月28日読了時間: 2分
2025/1/25 みんなちがって、みんないい
彫刻家石井鶴三、随筆家白洲正子が訪れた青木村。鶴三は大法寺の十一面観音の造形美に魅了され、十一面観音が大好きな白洲正子も当然この仏像見たさにこの地を訪れたのだろうと思います。大法寺の住職さんは白洲正子とはいろいろとお話もされたそうで羨ましい限り、私も生前の白洲さんにぜひお会...

郷土美術館長
2025年1月25日読了時間: 2分
2025/1/21 共視
サンテグジュペリが「愛するとはお互いに見つめあうことではなく、いっしょに同じ方向を見つめることである」と語っています。私が母子像制作をしていた頃、見つめあう像ではなく、共に同じ方向を向くポーズの母子像をいくつか制作しました。当時は、同じ方向を向くことにこだわりをもっていました。 仏像鑑賞するにしても、仏像が鎮座する台座の上に上がって像と同じ目線でとはいきませんが、道祖神ですとか、祠であるならば、同じ目の高さで、その向いている景色を眺めることは可能だと思い、以来、道祖神や祠を目にした時は、祈りの対象であるとともに、愛する対象としてその道祖神なり祠と同じ方向を向いて同じ高さの目線で景色を眺めてみることにしました。 一番記憶に残っているのは、大岡村(現在の長野市大岡)のわらで作った道祖神が見つめる先の風景でした。おそらく西を向き、記憶なので確かにそうだったのか定かではありませんが、山また山が遠くまで連なっていました。アルプスの様な厳然とした山の景色とは異なり、穏やかな里山が続くその景色に“こうして郷土を見つめ見守っていたのか”との思いがわいてきて、郷愁

郷土美術館長
2025年1月21日読了時間: 2分
2025/1/17 左手のまなざし
先月まで開催されていた櫻田義文さんの「左手の世界」展は好評のうちに終了しました。当館の2代目の館長で、水彩画家でもある櫻田さんの10年ぶりの当館での個展でした。前回の個展の際に脳梗塞で倒れられてから、リハビリを経て左手で絵を描かれるようになり、今回はその左手で描いた作品のみ...

郷土美術館長
2025年1月17日読了時間: 2分
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