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2025/3/19 彼岸の墓隠し

美術館の周囲には湿った多くの雪が降り梅の木には雪の花が咲き、事務室から見える竹林は重い雪に必死に耐えています。

タイトルの「彼岸の墓隠し」とは春先、お彼岸の頃に降る本日のような雪を表す雪の名称です。松本に住んでいた頃に知りました。という事で、各地でいろいろな雪の名称があるのだろうなあと春先の雪に思いを馳せ、調べてみると知られているところでは「彼岸過ぎまで七雪(ななゆき)」、「彼岸過ぎまで七はだれ斑)(七は「多くの」とか「多様な」を意味するようです)、新潟県魚沼地方では「彼岸の塗り雪」、鳥取では「彼岸の小鳥殺し」、南会津では「彼岸のぼた隠し」八戸地方では、「彼岸じゃらく」と呼ばれているようです。さらに、桜の咲くころに降る雪を上信越から東北にかけては「桜隠しの雪」と呼ぶそうです。各地方の独特な呼び名がまだまだあるのでしょうが、自然とともに生きる日本人の感性が名付けた呼び名なのだろうと思いました。

これが今シーズン最後の積雪であってほしいと願いつつ…。

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​ 土偶、エジプト壁画・彫刻、ギリシア彫刻、キリスト像、マリア像、肖像画・・・太古より人はいろいろな人物を様々な表現方法で試みて来ました。そこで、今回は当美術館で収蔵する人物表現を中心に、作家十人を選び展覧会を開催する運びとなりました。

 伊東深水の美人画、沓掛利通、櫻田晴義、荻野幹の裸婦、有賀温、瀬川康男、中村直人の女性像、米津福祐の群像などそれぞれの作家が人物に託した思いを感じ取っていただければ幸いです。元館長の大井喜久、現館長の間島博徳の作品も展示致します。

0268-49-3838

©2023 by 青木村郷土美術館。Wix.com で作成されました。

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