本日にて、今年の開館は終了です。
今日は、雪が舞い大法寺三重塔はうっすらと雪化粧です。午前中は年末年始イベントの竹灯りの準備がありました。
昨日まで、櫻田義文元館長の「左手の世界」と題した展覧会が開催されていました。マスコミ報道もあり大勢の方に足を運んでいただきました。訪れた皆さんからは、「元気をいただきました」との声が寄せられ、また、多くの励ましの言葉をいただきました。櫻田さんも今後の制作活動に向けて、たくさんの元気をいただいたのではないかと思います。
同時開催で「青木村子ども展」も行われました。賞状はロビーで授与するという事で、こちらは親子連れの方に来場いただきました。やや緊張した表情ながら嬉しそうに賞状を受け取る子どもたちの姿はなかなかいいものだなあと思いました。
美術館に勤務してあっという間の9か月、以前こちらの美術館で展覧会を開いていただいた縁もあり館長となったのですが、青木村の歴史はそれほど詳しくなく、収蔵作品の知識もこれからで「なぜこちらに国宝があるのですか」「こちらの美術館を代表する作品は何ですか」「白蓮さんの軸はどうしてこちらにあるのですか」「木片人形は展示してありますか」「瀬川康男さんの絵はどのように描かれているのですか」等々の質問に答えるべく日々青木村と収蔵作品の知識を得る日々でした。知れば知るほど愛着もますというもの、「青木村村史」、「青木時報」を通じてさらなる青木の歴史をインプットし、ここ青木村で制作された木片人形の展覧会、また、地元出身、地元で活躍する作家の方の展覧会を開催していきたいと思っています。(h・m)